自分の目で見て現状を知る大切さを学ぶ~障害者職業生活相談員研修~

 

 10月31日(月)・11月1日(火)の2日間に分けて、全国の事業所をWebでつなぎ、障害者職業生活相談員(以下、相談員)計12人(1日目6人、2日目6人)を対象に研修を実施しました。この研修は、「各事業所での取り組みを知り、相談員としての行動を振り返る」「課題を明確にして支援計画を立案する」ことを目的としています。

 研修では2事業所の事例に対し、自身に置き換えながら、「本人」「現場の社員」「外部機関」に対してどのような対応を行っていけばいいのかを検討し、発表を行いました。その発表をもとに、職場適応援助者(以下、ジョブコーチ)から「現場・現物・現実の3現」と重なる部分があり、今現在の本人・現場の社員(現状)を自分の目で見て検討する必要があることを伝えました。最後に、今後の支援計画を立案し共有を図りました。

 参加者からは「改めて自分の視野の狭さを知った」「このような難しいケースが自分の所でも起こり得るかもしれない」という声が上がりました。ジョブコーチからは「研修をきっかけに、ヨコのつながりもでき、その距離は縮まってきている。普段から相談員同士で連絡を取り合ったり、前回の研修で挙がった事例をもとに計画を立てていたりすることをうれしく思う。私自身もブラッシュアップし、今後も続けていきたい」と話しています。

 

 

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